連結検討書とは
連結検討書とは、トラクタ(牽引車)とトレーラ(被牽引車)との組み合わせについて連結確認が取れていることを各種計算より証明するための書面のことです。
トラクタとトレーラ間の連結確認が取れていることを証明するには、この連結検討書を持って車検証への記載事項変更(型式追加)を行う必要があります。
なお「特殊車両通行許可申請」への前提としてトラクタ/トレーラ間の連結確認(型式追加)が取れていることが必要です。
弊所では「連結確認がとれていない状態」のトラクタとトレーラについて、各車両の諸元表及び三面図などから連結が可能かまず確認し連結検討書を作成しております。
既に所有の車両間での確認、ご購入予定の車両が所有の車両に使用できるかなどお気軽にご相談ください。
主に満たしておかなければならない項目は次の通りなどです。
①トラクタがトレーラを牽引するための能力(馬力)を満たしているか?
②キングピン(カプラ)が牽引車/被牽引車で無理なく接続できるか?
③法令に基づいた長さ/幅/高さ/総重量などの範囲に収まっているか?
④連結時最大安定傾斜角度、連結時最小回転半径などの計算など。
連結検討書の必要性
トラクタとトレーラ間の連結確認が取れていることの証明は車検証への型式が記入されている必要があり、車検証の備考欄への型式追加を行うために連結検討書一式の添付が必要です。
よくあるご相談内容
- 特殊車両通行許可申請を行いたいが、連結確認が取れていないため作成してほしい。
- 新規にトラクタ(又はトレーラ)を購入したので既に所有のトレーラ(又はトラクタ)との連結確認を行いたい。
- 該当車両が営業所や車庫の移転/変更(営配など)により別の配置となったため、新たな場所での所有車両と連結確認を行いたい。
連結検討書の作成フロー
必要書類
- トラクタ(牽引車)及び、トレーラ(被牽引車)の車検証コピー(FAXも可能)
- 該当車両の諸元表、三面図(お持ちでなければ弊所にて手配)
注)ただし、一部メーカーでは有料のため取寄せに実費が発生
連結検討書の情報・内容
- 連結時最大安定傾斜角度計算
- 連結時最小回転半径計算
- 連結時、最大積載重量での各軸重計算(第五輪荷重含む)
- 牽引車/被牽引車での重量分布計算
- 各タイヤへの最大荷重時負荷計算(荷重、負荷率)
作成の流れ
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- step1 お客様: お問合せ/ご依頼
- 連結検討書の作成に関してご質問などございましたらお気軽にご連絡ください。まず必要な書類などについてご案内させていただきます。
(あらた行政書士事務所 電話:047-382-5437/FAX:047-382-5476)
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- step2 お客様:必要書類の送付/送信
- 作成のために必要な書類(車検証、諸元表/三面図など)について、Eメール送付、FAX送信、郵送をお願い致します。
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- step3 当事務所:必要情報の収集
- お送りいただいた書類などから該当車両(トラクタ/トレーラ)について情報の取寄せを手配致します。この時点で連結できない車両の組み合わせ等となりましたら速やかにご連絡させていただきます。
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- step4 当事務所:連結検討書の作成
- 必要な情報を収集し、連結車(トラクタ-トレーラ)の連結検討書を作成致します。
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- step5 当事務所:車検証への型式追加(ご依頼ありの場合)
- 車検証の原本をお預かりし管轄所にて記載事項変更により該当車両への「型式追加」を実施致します。(対象地域あり[千葉県/東京都/埼玉県/茨城県の一部のみ])
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- step6 当事務所:連結検討書の送付/送信
- 作成した連結検討書をお客様へ郵送(返送料は実費)又は、EメールでのPDF形式での送付させていただき、業務完了となります。
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- step7 お客様:サービス料金のお支払い
- 作成した連結検討書に同封しご請求書を郵送させていただきますのでお支払いをお願いいたします。またPDFでの送信の場合は別途ご請求書を郵送致します。